昨日は愛犬ウィルの初七日でした。
一緒に暮らして14年、いつかは来るとわかっていた日が来てしまった。
5月に入ってから、心肥大に起因する咳が始まって、それを楽にするための投薬を始めた矢先。
5月10日、彼女の心臓は静かにその働きを終えました。
浅い呼吸をするウィルに人工呼吸をしながら救急病院に駆けつけると、
獣医さんを始めスタッフの皆さんがすぐに救命処置を始めてくれました。
人間と同じように、挿管して心臓マッサージをして、心臓に直接ボスミンを打って……。
でも、移動する車内、一瞬ウィルの首の力が抜けた時、本当はわかってしまったんです。
ああ、今、魂は離れてしまったかなって。
だから病院に到着した時、思わず口にしてしまった。
「もうダメかもしれないです」
旦那も私も一応は医療関係者。
どれだけの処置をして帰ってこなかったらお終いかを、何となく理解していました。
獣医さんの「救命救急処置は15分が限度」との言葉で、覚悟を決めざるを得なかった。
そこまでしてもらって、それでも帰ってこなかったら、それはもうこの子の寿命なんだなと。
ペットごときに救命救急処置なんて、と笑う人もいるかもしれません。
自己満足だろうと言われるかもしれません。
自己満足でもいいんです。
それだけしてウィルにしてやれたこと、それでも彼女はもう帰る気は無かったってこと。
自分たちが納得出来るだけのことはしておきたかった。
自分の腕の中でウィルを看取れたこと、辛かったけど、良かったなと思います。
見知らぬうちに1人で逝かせてしまったら、もっと辛かったと思うので。
ウィルのことを気にかけてくださった獣医の先生、一所懸命処置をしてくださった救急病院の先生、スタッフの皆さん。
本当にありがとうございました。
かかりつけ医
高野台どうぶつ病院
救急病院
ER動物救急センター ER練馬